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リノベーションってなに?
耐震補強のポイント
前回までのブログでは、リノベーション工事の際に特に重要視している耐震性能や建築基準法、基礎の補強の重要性など順を追ってお話して参りました。そこで今回は、実際にどのような基礎補強の工事を行っているのか、具体的にお伝えしたいと思います。
最新の新築住宅では、「2000年基準」や「新・新耐震基準」と呼ばれる、厳しい基準で建築がなされています。特に以下の4つの基準が強化されました。
❶地盤調査における規定を充実
❷地盤調査に基づく地耐力に応じた基礎構造とすること
❸耐震壁をバランスよく配置し、考慮すること
❹柱と土台・柱と筋交いなどの結合部において、筋交い金物や接合金物などの使用の規定
分かりやすく言えば、旧基準で作られている中古住宅を、この最新の基準に照らし合わせながら、足りない部分を補強したり、強化するよう施工します。例えば、耐力壁が不足している場合は、開口部や間仕切りの壁を耐力壁に変更します。また、筋交いを入れたり、基礎と土台を結合したり、梁や土台、柱と筋交いなどの結合を金物によりしっかりと固定するというようなことを行っています。
私たちコノカでは、壁や内張りをすべて解体するスケルトン工事を行いますので、基礎の状態を目視で確認し鉄筋の有無・状態を調査致します。その上で補強工事を行いますので、耐力壁を追加でほどこしたり、基礎と土台をしっかり結合した耐震性の高い基礎を構築することが可能です。
ご不明な点はぜひお気軽にご相談下さい。